2015年3月1日
第63回篁風会発表会
鈴木 隆童
平成27年2月22日(日)第63回篁風会発表会が、厚木市文化会館5階もみじ・ゆりの間で行われた。糸方生田流佐藤喜久子先生社中、山田流木本照光先生社中に合わせていただき、三曲合奏曲を演奏させていただいた。 |
篁風会主催
尺八 大野恭童 |
「新道成寺」
仏道修行のため東北から高野山に来る安珍という青年僧があり、来ては日高川の近くの「まなごの庄司」に宿泊することにしていた。庄司には清姫という娘がいた。その清姫の怖いほどの情熱を恐れた安珍は夜半逃げ出し、日高川を渡り道成寺の釣鐘に身を隠した。清姫は狂気のあまり大蛇と化し、日高川の激流を渡り、安珍の隠れている釣鐘を七巻半巻きついたところ、熱のため鐘も山伏も溶けて消え失せたという話である。
作者不明であるが、元禄時代、岸野次郎三が三味線曲にしたのが道成寺曲の最初で、これを「古道成寺」といわれ、杵屋長五郎、吉沢金七の手付をしたのを「新道成寺」といわれている。
『文学博士今井通郎著 生田・山田 箏唄全解』より
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第63回篁風会演奏会プログラム |
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